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では、スポーツ能力を高めてくれそうなよい咬み合わせとは、いったいどういう状態をさすのでしょう。
カンタンに説明すると、上あごの歯と歯の間に下あごの歯がうまく噛み合うのが、よい咬み合わせの基本。専門的には、これは「1歯対2歯の関係」と呼ばれ、上下の歯1本1本が合わさるのではなく、交互に咬み合っている状態をいいます。
また、歯科の専門用語では「オーバーバイト・オーバージェット」といって、奥歯で噛んだとき上の前歯が下の前歯に2ミリほどかぶさっているのが、理想の歯並びといわれています。 |
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そして、そういうよい咬み合わせだと、次のようなメリットが。
★ 身体の重心バランスが安定する⇒あごの位置がキープできる⇒ 運動能力がアップする
★ 食べ物がしっかり噛める⇒唾液がたくさん出て消化力が強まる⇒胃に負担がかからない
★ 歯や歯ぐき、あごの関節にもムリな力が加わらない⇒顎関節症になりにくい
★ 普段の歯みがきがしやすい⇒むし歯や歯周病になりにくく、歯が長持ちしやすい
反対に、よくない咬み合わせをそのまま放っておくと…。
あごの位置コントロールが不安定なために運動能力が低下したり、歯の一部に負担がかかってあごの軋みや痛みにつながったり。また、しっかりものが噛めない、笑顔に自信がもてない、果ては口もとに対するコンプレックスから人間関係に消極的になる…など、精神面にもよくない影響が。
そんな状態でも何となく順応してしまうのが、人間のスゴいところではあるのですが、でもそれは身体にとってはストレスを受け続けている状態。今は大丈夫でも、将来、むし歯や歯周病など、何らかの問題が起きたときに、それがもっと大きなトラブルに発展しかねません。
未来に問題を起こさないために大切なのは、早めに自分の口の中の状態を把握しておくこと。咬み合わせに不安があれば、矯正歯科専門医に相談してみては? |

この記事を読んで、自分の咬み合わせが気になってきたあなた!!
さっそく、鏡を見ながらセルフチェックしてみましょう。チェック項目がいくつかあれば、咬み合わせに問題がある場合が…。気軽に矯正歯科専門医に相談を。 |

□顔が左右非対称
□ 上下の歯の中心がズレている
□ 気がつくと、口を開けていることが多い
□ 口を一番大きく開いても、自分の指がタテに2本以上入らない
□ 奥歯を咬み合わせたとき、上下の前歯にすき間ができる
□ 前歯でおソバがうまく噛み切れない
□ 口を開けたとき、あごの関節がカクカク鳴る
□ 思いっきり歯を食いしばれない
□ むし歯などで歯が抜けたまま放置している
□ 左右どちらかの奥歯で物を噛むクセがある
□ 口もとが全体的に出ている
□ 下あごが前に出ている
□ 下あごが後ろに下がっている
□ 前歯が出ている
□ 笑ったとき、歯ぐきが見える |
PROFILE●川良
美佐雄(かわら・みさお)先生
日本大学松戸歯学部総合歯科診療学講座教授。従来からのスポーツと噛みしめの認識に疑問を持ち、1999年より「スポーツにおける顎位と噛みしめ」の研究をスタート。2001年から付属歯科病院にスポーツ健康歯科診療科を開設。
日本大学松戸歯学部のページへ>>>http://www.mascat.nihon-u.ac.jp/ |