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では、専門医で認定医だったら、どの診療所でも同じなのか?
…というと、これまた素直にYESとはいえないよう…。
なぜなら、ひとくちに専門医、認定医といっても、個々の先生のキャリアや現状のレベルにはおのずと差があるから。それと、日本で認定医を取得していない先生の中には、海外で矯正歯科をきちんと勉強してきたようなケースも含まれているので、単純に「認定医じゃないから信用できない」ともいえないわけなのです(加えて、認定医の中には大学病院で基礎研究を行っていて、臨床経験が少ない先生もいる)。
じゃあ、一体どうすれば!?
「やはり最初に何軒か専門医のもとを訪ね、治療法や費用、期間などについて話を聞き、最終的には自分が納得できる診療所を選んで、治療するのがいいと思います」(石川先生)
複数の医師に治療法などについて相談することを「セカンド・オピニオン」といいますが、矯正歯科治療は治療期間が長く、その期間を前向きに納得して過ごすためにも、最初の“見きわめ”が大切、なのですね。
というのも…。
「矯正は歯1本を診るのではなく、咬み合わせ全体やあごの位置、呼吸や姿勢までを含んだ包括的なものですから、どういう治療を行うかは、先生によってさまざま。その先生の考え方やこれまでの治療経験などによって、治療計画も違ってくる場合があるのです」(山口先生)
こう聞くと、ちょっと矯正歯科治療が不安になるかもしれませんが、それぞれきちんとした診断に基づいた治療計画であれば、どれがよくてどれが悪いとは一概にいえないのが事実。
結局のところ、「自分がその先生を信頼できるかどうか、治療計画に納得できるかどうか」に尽きるのです。そのためには、初診相談を利用して、その診療所の雰囲気や先生の対応をしっかりチェックするのが大事。そのための遠慮は禁物です。
「よく、ある診療所に相談すると治療を断れなくなるのでは、と思いがちですが、そんな心配はまったく無用!治療がどんなふうに進むかをはじめ、聞きたいことや不安に思っていることがあれば、遠慮なく聞いておくべきです」(石川先生) |