えくぼさんインタビュー

 
顎関節症の治療で口腔外科に通っていた万理子さんが矯正歯科治療をはじめたのは、今から約3年前。前歯1本が欠損歯のため、笑うと3本の前歯と犬歯が目立つなど、口もとにコンプレックスが強かったということですが、矯正歯科治療を受け、そんなコンプレックスもほぼ解消。あと1年ほどでブレース(矯正装置)がとれるという今、その心境をうかがいました。
s DATA
症状:過蓋(かがい)咬合/顎関節症
治療の流れ
2002年10月  はじめて矯正歯科へ行き、カウンセリングや基礎検査を受ける
2003年 1月  上あごにのみブラケットを装着
11月  上下のあご全体にブラケットを装着
  ---現在も治療中---
s 治療費の総額(すべて税込)
カウンセリング・・・・・・・・3,150円
検査および診断料・・・・・・52,500円
本格治療費・・・・・・・・・・68万円
以後、通院ごと(月1回程度)・・4,200円
s
q顎関節症だったということですが…
万里子さん

治療前の口もと

そうなんです。たぶん、左上の側切歯(2本目の前歯)が足りないために、歯列が歪んだのが原因だと思います。実は、小学生の頃、歯科医院で「乳歯だから抜きましょう」と言われて抜いてしまったんです。でも、その後、歯が生えてこなくて…(苦笑)。そのため、だんだん上あごの歯列が左に片寄って、咬み合わせがおかしくなっちゃったんです。 中学になると、あくびをしたり硬いものを食べたりすると、あごがバキバキ鳴るようになって、高校になると、さらに痛みも伴うようになりました。朝、起きたとき口が開かなくて、ムリに開けようとするとものすごく痛かったり…。指2本分くらいしか口が開かないので、当時はおかゆばっかり食べてましたね。それで、口腔外科でスプリント治療や電気治療を2年ほど受けたんですが、なかなかよくなりませんでした。
q歯並びに対する悩みも深かった?
はい、すごく! 矯正する前は、前歯が3本。犬歯も目立つし、まるでドラキュラみたいだったので(笑)。しかも、過蓋咬合(注:上下の歯の咬み合わせが深いこと)のせいか、笑うと歯ぐきが丸見えで、なんだかタラコを食べているみたいに見えるんです。友達からは「歯が小さいんだねー」なんて言われてましたけど、私としては「小さいんじゃなくて、見えないだけだよー」って思ってました。母からも「歯を見せて笑うな」なんて言われていて、写真に写るときはいつも不自然な表情…。そんな自分の口もとが、すごく、すごくイヤでしたね。もちろん、あごの痛みも気になったし。「結婚する前に絶対キレイな歯並びになって、ウエディングドレスを着るんだ!」って思ってました。
q今も治療中ですが、歯並びの状態は?
今で矯正3年生ですが、全体の歪みをとって、バランスを整えているところですね。前歯の欠損部分には、仮歯を入れています。ここは、いずれインプラントを入れるつもりなので、そのための隙間をつくってるんです。もう少し歯並びとの闘いは続きそうですが、あごの痛みはほとんどなくなったし、カラーゴムで治療期間を楽しんだりしているので、矯正中もけっこう前向きです。
qカラーゴムをどんなふうに楽しんでます?
カラーゴム

カラーゴム

 
私の場合、症例的に上あごにはカラーゴムが使えないんです。なので、下あごにだけつけているんですが、下の歯は見えにくいからこそ、思いっきり派手な色を選んで遊んでます。クリスマスのときは「緑×赤×ゴールド」とか、バレンタインが近づいたら「ピンク×赤×紫」のグラデーションとか。今つけてるのは、今年のラッキーカラーが黄色なので「オレンジ×黄色×ペパーミントグリーン×サックス」。アイシャドーの色や季節、イベントに合わせて楽しんでますね。おかげで通院も楽しみだし、気分もHAPPY。笑顔も自然に増えた気がします。 次回は友人の結婚式なので、ゴールドにして3番目の歯だけ赤にしようかな(笑)。
q矯正歯科治療をはじめたことで精神的な変化も?
そうですね。もともと内気なタイプじゃないんですけど、コンプレックスの塊だった口もとに自信ができてくると、治療中でも「私の歯を見て!」という感じになりました。 もちろん、本格治療に入る前は健康な歯を抜くことに抵抗があったし、ブレースも最初は痛かったし、外食中も食べカスが詰まるのが気になりました。費用もそれなりにするので、「もったいなかったかなぁ」なんて思ったことも…。でも、今は笑っても歯ぐきが見えないし、前歯だって3本じゃないし、やってよかったって心から思ってます。以前は気になった外食も、友達に「歯にはさまってたら教えてね」なんて言いながら堂々と食べてます(笑)。あ、カレーとキムチはカラーモジュールに着色しちゃうので、避けてますけど。
qお仕事に影響とかあります?
ぜんぜんないです。ただ、看護師は勤務が不規則なので、食事時間がマチマチだったり、時間が短かったりするので、最初は歯磨きが大変だったかな。でも、歯は必ず磨きますよ。これはもう、仕事をする上でのマナーですよね。
qお気に入りのデンタルアイテムは?
デンタルグッズ
むし歯には気をつけているので「キシリデント」(歯磨き剤)を使ってますね。あとは、ロッテの「キシリトールタブレット」! これは絶対オススメ! 装置を替えたばかりで痛くてガムがかめないときも、タブレットならなめるだけでOKでしょ。しかも、以前ならオレンジ味しかなかったんですけど、今はセサミストリートのパッケージに入ったバナナ味とクレープ味があるんです。休憩のときとか通勤時間に食べてます。
q最後に、万理子さんから読者にメッセージを!

万里子さん矯正の治療には痛みもあるし、まわりからの心ない言葉が伴うことがあります。でも私自身、矯正をとおして実際の痛みや苦しみや葛藤を経験することができて、よかったと思ってるんです。看護師として、患者さんの苦痛が以前より理解できるようになりましたから。それに、自分が笑顔でいられることが、患者さんにとってなによりの薬になるはず。そう信じていますから。
矯正歯科治療はコンプレックスの改善だけではなく、私を看護師として、人間として成長させてくれたと思います。

tombee
万理子さん、ありがとうございました。
その調子で、がんばってくださいね。(tombee)
 
<<前のインタビューへ >>>このページを閉じる<<< 次のインタビューへ>>
 

えくぼ☆マガジン最新号へ