えくぼさんインタビュー

 
骨格的な原因で、咬み合わせや歯並びに問題がある場合、通常の矯正歯科治療に「外科手術」を加えて治療するのが「外科的矯正」。今回お話をうかがうのは、この春から外科的矯正をはじめたばかりというYKさん。自分の体験が少しでも同じ悩みをもつ人の役に立てば…という思いで、自ら「えくぼ☆マガジン」に応募をしてきてくれました。治療を決断するまでの心情や、手術前の今の気持ちなどをたっぷりとうかがいます!
DATA

症状:上顎前突(上の歯が前に出ていた)

治療の流れ
2007年2月
 矯正歯科で初診相談
3月
 口腔外科で初診相談
4月  矯正歯科で精密検査
5〜6月  再度、口腔外科へ
 上下の左右4番、計4本を抜歯
 矯正歯科で上下の歯にブラケットを装着
7月  口腔外科で精密検査
8月  口腔外科で下の親知らず2本を抜歯
■治療費の総額:
矯正歯科治療・外科治療ともに保険が適用されて約80万円(予定)
口もとが気になりはじめたのは、いつ頃から?

小学生の頃「出っ歯」とからかわれたのが最初ですね。ほかに、横顔が写った写真を見たときなんかもずっと気になっていました。でも、治療を意識したのは、2年前に結婚式を挙げたことがきっかけです。たくさんの写真や式のビデオを見るうちに、やっぱり治したいと思うようになったんです。

外科的矯正になるとは、まったく思ってなかったとか?

YKさんはい。私が加入する健康組合で無料の矯正歯科検診をやっていたため、軽い気持ちではじめは受けに行ったんです。そうしたら先生から、「上顎と下顎のズレが大きいので、手術したほうがいいかもしれない」といわれて。

自分のあごが手術を必要とする病気(顎変形症)だったのかと思うとショックだったし、これまで大きな病気をするどころか、手術の経験なんてまったくなかったので、下あごを切って前に出すなんて恐すぎると思いました。

もちろん、治療でもたらされるメリットも説明してくださいましたが、全身麻酔になることや、顔に傷が残ったり、あごにシビレが出たり、顔に腫れが出る可能性があると話を聞いて、ただただ驚いて気後れしていましたね(笑)。

それでも手術を受けようと決めたのは、なぜ?
やはり治療をするなら、根本的なところからきちんと治したいと思ったんです。それと、顎関節症の痛みも出てきていたので、それが治るかもしれないといわれたことも気持ちを動かしました。手術自体も、今では顔に傷を残さずに済むことや、手術のときにあごを固定するためにつけるプレートも、私の場合は骨の中に溶けて吸収するタイプを使用できるので、後でプレートの除去手術をしなくていいと聞いたのも魅力でした。あとは、外科的矯正の場合は保険が利くので費用面で負担が少ないことや、万一、治療の途中で引っ越しをして診療所が変わっても、費用の流れがスムーズだというのも大きかったですね。
今の矯正歯科にしてよかったことは?
先生がとても穏やかでスタッフの方も親切、アットホームな雰囲気なのがいいですね。診断も丁寧で、初診相談も最初は30分と聞いていたのに、2時間もかけて説明してくれたんです。治療を受けるかどうか決めるときも、強引に勧誘するなんてことはなく、「大事なことなので、じっくり考えてください」と言ってくださったし、疑問や相談を電話でしてもきちんと対応してもらえました。何より、担当の先生は一人だけなので、行く度に先生が変わるなんていう心配がなく、治療経過もしっかり把握してくれているので、安心して治療が受けられるところがいいですね。
口腔外科は、矯正歯科からの紹介ですか?
はい、経験豊富な先生ということで紹介を受けました。8月に、完全埋没していた親知らずを全身麻酔で抜歯する手術を受けたばかりなんですが、思ったよりも顔の腫れも出ず、歯ぐきを切ったのに痛みがなく済んだのも、先生の腕のおかげなのかなと思います。技術の面だけでなく、術後の麻酔が切れそうな時間に様子を見に来てくださったのも信頼できると感じました。矯正歯科、口腔外科ともに、よい先生に恵まれて本当によかったと思ってます。
手術はいつ頃になりそうですか?
今、動かしている歯がきれいに並んでからになるので、2〜2年半くらい先になるといわれています。手術については、最初はあんなに不安だったのに、今は頼れる先生に診てもらえていることや、親知らずの抜歯手術で一度入院の経験をしたこともあり、恐怖心はさほど感じていませんね。
治療を受けることに対して周囲の反応は?
主人は、「やりたいならやってもいいよ」といってくれました。でも、親や仕事関係の人は、「痛い思いまでして手術しなくてもいいんじゃない?」という感じでしたね。そんな中、身近で顎変形症の手術をした人がいるという友人が「すごくきれいになるから、やったほうがいいよ〜」といってくれたのは心強かったです。
治療を受けることにしてよかったと思いますか?
YKさんはい! よかったと思います。今、着々と歯並びが治っていっているのを実感しているところですが、手術を受ければあごのラインもきれいになりますし、何より長年のコンプレックスがもうすぐなくなるわけですから、それを思うとすごく嬉しいですね。終わったときに口もとを手で隠すことなく、思い切り笑うことができるようになるのが今から楽しみです! また、医療費控除など、意外なところで税金について勉強ができたのもよかったですよ(笑)。
 外科的矯正を考えている人に向けて、YKさんからメッセージを!
外科的矯正は、普通ではなかなかできない貴重な体験だと思います。だから、私自身は歯を動かすだけの矯正よりも、顎変形症であることがラッキーだったかなと思うくらい、むしろ楽しんで治療を受けているんです。きちんと治ったら、今までの前向きな私に増して自信がつくと思うので、本当に今から楽しみ! お金がかかることなので無理にはおすすめできませんが、同じ悩みを持っている人は、ぜひ今回の話を参考にしてもらえればと思います。
tombee 聞いた当初は恐怖心でいっぱいだったという外科手術も、信頼できる先生がいることで、こんなにも前向きに捉えることができるのですね。このインタビューを読んで励まされる人も、きっと多いと思います。素敵なメッセージをくださったYKさん、本当にどうもありがとうございました!(tombee)
 
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