2005年06号P1
矯正歯科治療で知った、カラーゴムの楽しみ

最近、矯正装置をつけているタレントやスポーツ選手、増えてきましたよね?
たとえば、ミュージシャンのYUKIやCocco、元水泳の岩崎恭子さん等々。西武ライオンズの松坂投手も、少し前に新聞で「これから身体のバランスをよくするために歯の矯正をやりたい」との談話が紹介されていました。さらに世界に目を向ければ、あの大リーグのランディー・ジョンソン選手やテニス界の妖精・シャラポワ選手も、去年あたり歯にブレースをつけていたよう。

メディアに登場する人が、堂々と歯の表から矯正装置をつけて活躍しているのを見ると、なんだかとっても励まされますね。なかでも、今年5月に新曲をリリースしたCoccoは、噂によるとセラミックのブラケットに「カラーゴム」をつけて、矯正装置をかわいく目立たせて治療を楽しんでいたとか。そういうポジティブな姿勢って、とても素敵だと思いませんか?

カラーゴム

カラーゴムの色の種類は、こんなにたくさん。
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ちなみにカラーゴム(正式名はカラーモジュール)とは、矯正の治療に使われる器具のひとつで、ブラケットにワイヤーを固定するために用いる直径数ミリ程度の小さな輪ゴムのこと。この輪ゴムのカラーは数十種類もあり、治療中は通院のたびにワイヤーと一緒にとりかえることになるので、「今度はどんな色にしようかな〜」などと、色の組み合わせを考える楽しさがあるのです。

装着 クリアカラーのゴム

メタル(銀)ブラケットにカラーゴムを装着すると、こんな感じ。

セラミックブラケットにクリアカラーのゴムの組
み合わせ。 目立たなさではナンバーワン!

ピンクやブルー、グリーンといったカラフルな色は、見ているだけでも楽しげ。しかも、レッドやパープルなど「ちょっと派手かな」と思うような色でも、実際、ブラケットにつけてみると唇や歯ぐきの色となじんで、それほど違和感がない場合も多いもの。

もちろん、ゴムの中には透明色や乳白色のものもあるので、装置を目立たせたくない場合はセラミックのブラケットに、こうしたクリアカラーのゴムをつければOK(これだと、近くでマジマジ見ないと矯正中だとわかりません)。

要するにゴムは、ニーズや気分に合わせて矯正装置を「着せかえ」感覚で演出できるアイテム、というわけです。

当たり前のことですが、こうした「遊び」が楽しめるのは矯正装置をつけている間だけ。長い人生の中のほんの数年間しかできないことならば、積極的にその演出効果を楽しんでみてもいいのでは?


何を隠そう、30代で矯正を始めた管理人も、治療中はカラーゴムを愛用していた一人。最初はちょっと装置を目立たせることに抵抗があったのですが、先生の「大人の女性はゴールドのゴムを入れるとシックで素敵ですよ」との言葉におされて試しにつけてみたところ、意外にも歯の色に対して浮くこともなく、落ち着いた印象になることを発見! 以来、通院のたびに全歯にゴールドのゴムを入れ、時々、遊び気分で別の色を加えたりして楽しんでいました。 たとえば、春ならペールピンクやパープルを犬歯にだけつけるとか、下の歯にだけペールグリーンのゴムを使うとか…。ふだんのメイクと合わせてポイント的にカラーを用いることで、矯正装置をアクセサリーのように見せる楽しみを知ったのです。

もちろん、矯正治療は一人ひとりの歯の状態に合わせたオーダーメイドの治療なので、歯の状態や場所によっては、こうしたゴムではなく細い金属線(正式名は「リガチャーワイヤー」)しかつけられない場合もあるし、カラーゴムに対しては診療所によって取り入れ方がまちまちなので、積極的にすすめないところもあるのは事実。でも、もし興味と関心があるのなら、自分から先生に「カラーゴムをつけてみたい」と言ってみましょう。たとえカラーゴムを扱っていない診療所でも、患者のリクエストに応えて取り寄せてくれるかもしれません。それに治療に対して前向きな姿勢は、先生もきっと歓迎してくれるはずですから。

さて、では現在治療中の人は、どんなふうにカラーゴムを楽しんでいるのでしょう? 次のページでは、川畑あかりさん(高校2年生)のケースをご紹介!

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