2005年07号
咬み合わせや歯並びが悪いと、どういう影響が?

さて、では歯並びがよくないと、体や心にどんな影響があるのでしょう?

その1 笑顔に自信が もてない
人と話すとき、自然に口もとに目がいくもの。そのため、歯並びに自信がもてないと人と話すのがおっくうになったり、大きく口を開けて笑えなくなったり。子どもの場合、友達から歯並びの悪さをからかわれたりすることもありそうです。

その2 むし歯や歯肉炎になりやすい
歯並びが凸凹していると歯ブラシの毛先がすみずみにまで届きにくく、磨き残しができやすくなり、むし歯や歯肉炎になりやすくなります。また、咬み合わせが悪くて食べものがよく噛めないと、だ液の量が減って口の中の汚れがたまることに。こうなると歯の病気だけではなく、口臭の原因になることも。

その3 発音がしにくい
受け口や開咬(かいこう/下のイラスト参照)だと、サ行やタ行の発音がハッキリしなくなることが。特に外国語は正しい発音がしづらくて困ることもあるかも。

その4 肩こりや頭痛が起こりやすい
たとえば、食事をとるとき、咬み合わせが悪いと何とかうまく噛もうとしてあごが不自然な動きをするため、あごや肩の筋肉にムリな力がかかってしまう。そのため、頭痛や肩こりなどが起こることも。

その5 あごの関節が痛くなりやすい
口を開けたとき耳のそばでカクカク音がしたり、口が大きく開かなかったり…。子どもや女性に増えていると言われる顎関節症は、悪い姿勢や精神的なストレス、歯ぎしりなどの他、歯並びの悪さが原因となることも。

その6 胃に負担がかかる
胃や腸で食べものを消化し、栄養として体の中に取り込むには、口の中で噛み砕き、だ液と一緒に飲み込むことが大切。しかし、咬み合わせがよくないとしっかり咀嚼できず、だ液の量も少ないため消化しにくいまま飲み込むことに。そのため、胃に負担がかかってしまう。

咬み合わせや歯並びの悪さは、見た目以外にも根の深い問題をはらんでいるのですね。

ちなみに、咬み合わせや歯並びに問題があるとされる代表パターンは次の通り。
乱ぐい歯、八重歯

● 歯がデコボコに生えている
「乱ぐい歯」「八重歯」
正式名:叢生(そうせい)

すきっ歯 ● 歯と歯の間にすき間がある「すきっ歯」
正式名:空隙歯列(くうげきしれつ)
出っ歯 ● 上の前歯や上あごが前に突き出た「出っ歯」
正式名:上顎前突(じょうがくぜんとつ)
受け口 ● 下の前歯や下あごが前に出ている「受け口」
正式名:反対咬合
過蓋咬合

● 上の前歯が下の前歯に
深くかぶさっている「過蓋(かがい)咬合」

開咬 ● 奥歯を噛んだとき、
前歯が上下で咬み合わない「開咬(かいこう)」
交叉咬合 ● 上下の奥歯が左右にズレて、
咬み合わせが反対になっている交叉咬合

→これらの咬み合わせや歯並びのくわしい解説は、「えくぼ☆マガジン」のバックナンバーをどうぞ。

さて、次のページでは矯正歯科治療中の小学生をもつお母さんへのインタビューをご紹介しましょう。

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