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一口にあごの手術といっても、上下どちらかのあごが対象になる場合もあれば、上下両方を同時に手術する場合もあり、ケース・バイ・ケース。手術時間は、片方のあごだけだと1.5〜3時間、上下になると4〜5時間。執刀する先生の熟練度によっても多少の時間差があるそうです。いずれにしても手術前夜からは絶食。そして、手術中も点滴を続けることに。また、手術後は切ったあごを安静に保つために、1週間ほど顎間(がくかん)固定が行われます。
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これが顎間固定
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「昔は切ったあごの骨をワイヤーで巻いて固定していたのでズレることもあり、固定期間も6週間ほどかかりました。でも最近は骨を固定するためのスクリューや金属のプレートが開発され、それによって骨の固定力がよくなり、顎間固定をする期間も術後1週間程度と、かなり短縮されています。なかには顎間固定をまったく行わない病院もあるんですよ」
顎間固定がついている間の食事は、創部から雑菌が入らないよう経口の流動食か、鼻カテーテルによる経過管栄養食。この鼻カテーテルも5年ほど前までは手術後1週間は入れていたそうですが、今は固定期間の短縮に伴って4〜5日ほどではずせるようになったのだとか。
「基本的に健康な体の方に行う手術ですので、術後の翌朝には自分で歩いてトイレに行けます。ただし、顎変形症の手術は人工的にあごの骨を切るわけですから、顔は腫れます。手術後2、3日が腫れのピークですね。それを過ぎると徐々に納まりますが、完全にひけるまでは2週間ほどかかります」
手術後数日は、まるで満月のような丸顔に…(この腫れは必ず引くそうなのでご安心を)。しかし、考えてみれば骨がある程度の強度で癒合するには2〜3カ月の時間がかかるもの。それを思えば、顔の腫れも、長い目でとらえるのがよさそうです。
「手術が終わると咬み合わせが整い、きちんと噛める状態になります。そして、3カ月から半年もすると、顔の脂肪のつき方や表情筋の状態が変わり、新しい顔だちが完成します。受け口や左右非対称など、もともとの変形が大きかった方ほど、劇的に変化がわかるんですよ」
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