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Q1.外科的矯正には保険が適応されるって本当?
口腔外科での外科手術や入院費用は健康保険の適応となり、高額医療費(※)の対象となるため、申請をすれば一部返還されます。一方、矯正歯科での治療に関しては、顎口腔機能診断施設の認定を受けている施設に限り、健康保険が適応されます。認定を受けているかどうかは診療所ごとに異なるため、最初に確認しておくとよいでしょう。
(※)高額療養費とは、同じ病院で支払った1カ月の医療費が、72,300円を超える場合、手続きをすれば超えた分が戻ってくるという制度。入院中の食事療養費(標準負担額)は、対象外となります。
Q2.外科的矯正の治療費はどれくらい?
入院や手術の内容、そして保険が適応になる矯正歯科にかかるかどうかなどによって金額が変わるため、一概にはいえません。目安としては以下の通り。
■保険が適応される医療機関で外科的矯正を受けた場合
矯正歯科治療費+外科手術・入院費用=約40万〜80万
■保険が適応されない医療機関で外科的矯正を受けた場合
矯正歯科治療費+外科手術・入院費用=約80万〜140万
Q3.信頼できる口腔外科は、どうやって選べばいいの?
A.「歯学部のある大学病院の口腔外科であれば、基本的に顎変形症を専門にしている先生がいるので安心できるでしょう。ただ、国公立病院の場合は、病院自体が、ある分野の専門性をもっているのでその限りではありません。また、知っておいていただきたいのは、口腔外科の専門医の中でも症例数には差があるということ。そういう意味で、顎変形症の治療経験が豊富な医師を患者さんが探すのは大変だと思います。ですので、やはり信頼できる矯正歯科専門医からの紹介という形がよいでしょう」(片倉先生談)
Q4.外科的矯正のメリットとデメリットとは?
(↓片倉先生にお答えいただきました)
■メリット
●歯列矯正だけでは改善が難しい咬み合わせや容姿の改善が可能であり、その適応症は広い範囲に及びます。
●骨格的にもバランスがとれた機能的な咬み合わせが得られます。
●解剖学的にバランスがとれた咬み合わせは機能美を生み出し、美しいプロフィールにつながります。
■デメリット
●矯正歯科治療と組み合わせて行なうことが必須であるため、通常2〜3年の治療期間が必要です。心臓や呼吸器の病気などがあると手術ができない場合もありますので、治療に着手される前に手術を担当する先生(多くは口腔外科専門医)の診察を受けましょう。
●外科手術ですので、一般的には入院して全身麻酔での手術になります。医療機関によっても異なりますが、通常、入院期間は7〜10日間くらいです。
●手術方法によってですが、手術後にくちびるなどに一時的なしびれが出ることがあります。これは術後3〜6カ月ほどでもとに戻ります。

よく噛める美しい口もとをめざして外科的矯正をするかどうか。その判断は、すべて患者であるあなた自身にゆだねられています。あごの形が気になる。ものがしっかり噛めない。そんな悩みをもつ方は、まずは矯正歯科専門医に相談してみては?
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