2006年10号
こんなリスクに気をつけて!
歳を重ねるとシワが増えるように、歯も年齢とともになくなっていくもの、などと思っていませんか? 歯を失うおもな原因は老化ではなく、むし歯や歯周病。日頃の適切なお手入れと専門的なケアを取り入れれば、生涯、健康な歯をキープできるのです。
しかし、歯並びが悪いとブラッシングが行き届かず、バイオフィルムや歯石がたまり、歯肉炎やむし歯ができやすくなるのも事実。そしてそれは、歯にブラケットやワイヤーをつける矯正歯科治療中にも言えること。矯正歯科治療期間は、むし歯などのリスクを高める“ご注意期間”とも言えるのです。

バイオフィルム?
たとえるなら、お風呂場の排水溝の内側に層になってくっついているような、しつこいネバネバ汚れのようなモノ。細菌同士が凝集し、フィルム状の鎧(よろい)をつくっているので、普段の歯磨きではカンタンに落ちない。バイオフィルムを放っておくと歯石となり、そこがまたバイオフィルムの住処になるという悪循環を招く。

こんなリスクに気をつけて!

歯肉炎

赤く腫れたり、出血したりする

歯肉炎

バイオフィルムが長時間歯に付着していると、その中に含まれる有害物質によって歯肉に炎症が起きる。口呼吸が原因で起こることも。


歯肉炎

歯の表面のエナメル質が
溶けはじめる

むし歯

むし歯のきっかけになる細菌は食べ物から栄養を取り、酸を排出。この酸によって歯が溶けてしまった状態が、むし歯。間食がちで酸にさらされる回数が多かったり、唾液の量が少なかったりすると、むし歯になりやすい。

キレイな歯並びを目指して行う矯正歯科治療中に、大切な歯が病気になってしまったら本末転倒! そこで注目したいのが、リスクをおさえるケアの数々です。
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