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今回、取材に応じてくださったのは、東京・江戸川区にある「宝田歯科医院」院長の宝田恭子先生。
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Profile●宝田恭子(たからだ・きょうこ)先生
「宝田歯科」(東京都江戸川区)の3代目院長。1980年東京歯科大学卒業。アンチエイジング歯科学会理事。日本歯周病学会、国際口臭学会、メディカルアロマテラピー研究会等に所属。近著に『オーラル宝田メソッド』(朝日新聞社)がある。 |
宝田先生は「顔のキレイのもとは、口の中の健康にある」という考えから、歯科治療とくちもとの美しさの関係に注目。歯科医療とともに、理論に基づいて考案した「歯肉マッサージ」や表情筋を鍛える「美顔筋トレ」を提唱しています。
そんな宝田先生に、まず矯正歯科治療後のデンタルケアについてうかがうと…。
「口の中を衛生的でキレイに保つことは、言ってみれば毎日のスキンケアと同じ。決まった間隔で美容院に行くように、定期的に歯科医院に行ってプロのデンタルケアを受けるのは、矯正治療の有無にかかわらず大切なことです。ただ、矯正治療を終えた方で気をつけてほしいのは、歯磨きですね。ワイヤーがついているときはどうしてもブラッシング圧が強くなるので、治療後も同じ圧力で歯を磨くと、知覚過敏になることがあるので注意してください」
知覚過敏とは、虫歯でもない歯が冷たい水を口に含んだときにピリッと感じる痛みのこと。就眠中の歯ぎしりや食いしばりなどのほか、無理なブラッシングで歯の表面(エナメル質)が摩耗することも原因のひとつと言われています。また、知覚過敏になるとその部分のブラッシングが不十分になるため、デンタル・プラーク(歯垢)がたまりやすくなり、虫歯ができたり、歯周病になったり…ということも。
宝田先生は、こうした“負のスパイラル”を防ぐためにぜひとも心がけたいのが「食べたら磨く」という基本原則だと話します。
「デンタル・プラークの原因となるのはバイオフィルムという細菌のかたまりですが、これは本来とてもやわらかいもの。それが時間とともに硬化して、歯ブラシでは落とせない状態になります。たとえば、食後すぐにお皿を洗うと少ない力で汚れが落ちますが、時間が経つと、もっと強い力でゴシゴシやらないとキレイにならないでしょう? あれと同じで、デンタル・プラークも食後すぐなら歯ブラシをちゃんと当てて磨くだけで、ごく弱い力でも落とせるんですよ」
とはいえ、外食などの場合、食後すぐに歯を磨けなかったり、歯ブラシを持っていなかったりする場合も多いものですが…。
「そんなときは、工夫です(笑)。歯ブラシがなくても舌で歯の表面をなめてみて、ちょっとヌルヌルしてるなと思ったら、トイレの中などで歯の表面をティッシュで拭くだけでもいいんです。そういうことって、やろうと思えばできなくはないでしょう?」
宝田先生自身、こうした方法で毎日7〜8回は歯を磨いているのだとか。くちもと美人を目指すなら、「食べたら磨く」はやっぱり基本中の基本なのです。
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