2007年13号
まずは、歯ブラシ選びからこだわろう!

お話をうかがった村上彩子さん

「メイク用品にもチークブラシやリップブラシといった専用のアイテムがあるように、歯みがきにも口の中の部位に応じたアイテムがあります。特に矯正治療中は、専用の歯ブラシや歯間ブラシなどをかしこく使い分けることで、ぐっとキレイに手早く歯が磨けるんですよ」 と話すのは、口腔ケア製品の開発や普及活動を行う(株)オーラルケアの歯科衛生士、村上彩子さん。

村上さんのお仕事は、全国の矯正歯科医院に向けて予防プログラムの大切さを提案していくこと。そのため、歯科医や歯科衛生士を対象としたセミナーや講習会の講師を務めることも度々。そんな予防ケアのプロフェッショナルである村上さんに、矯正歯科治療中に使いたいおすすめのデンタルケアアイテムをうかがいました。

「矯正治療中と一言でいっても、治療の経過や使う人の磨き癖などによって、おすすめするアイテムは変わるので、一概にこれという決めつけはできないんです。ただ、矯正装置がついている間は自然に細菌の数が多くなるため、プラーク(歯垢)も増えます。そのため、我々はワンタフトブラシ、デンタルピックなどの補助アイテムだけでなく、矯正治療用の歯ブラシの使用をご提案しています」

矯正歯科治療用の歯ブラシとは、いったいどんなものでしょう?

「複雑な口の中が磨きやすいよう、グリップやヘッドに工夫がある歯ブラシです。一般的に、矯正治療中は装置のまわりをしっかり磨くために、ヘッドが小さいかための歯ブラシをすすめられることが多いのですが、治療中、歯が動く痛みが強かったり、歯ぐきに炎症が起きている場合は一時的にやわらかいタイプに変えたほうがいいことも。そんな場合のために、専用の歯ブラシは毛のかたさにもバリエーションを設けているんですよ」

■矯正歯科治療中の歯ブラシ選び4つのポイント

毛のかたさ 矯正歯科治療中はかための歯ブラシで装置まわりのプラークをしっかり落とすのが基本だが、歯ブラシを歯ぐきにあてたとき痛いと感じるようなものは×。特に抜歯をした後は、やわらかめの歯ブラシでやさしくケアを。歯が動く痛みが強いとき、歯ぐきが腫れているときも柔らかめのタイプがおすすめ
ヘッドの大きさ コンパクトで、毛足が短めのもののほうがよく磨けるので○
柄(グリップ)の形 まっすぐで、ネックが細いものが使いやすい
その他 水はけがよく、消毒・滅菌してあるものがベスト

上の4つのポイントを満たすのが、歯科専売の歯ブラシ「タフト」シリーズ。このシリーズには、口腔内の状況に合わせて選べるさまざまな種類が揃っています。 なかでも、シリーズの代表格「タフト24」には、ブラシ圧が強めの人向けの「エクストラ・スーパー・ソフト」から、かための歯ブラシを好む人のための「ミディアムハード」まで、毛のタイプは全6種類。歯や歯ぐきの状態およびブラッシング圧にあわせて選べるようになっています。

タフト24

やわらかめ〜少しかためまで毛のタイプは6種類。各タイプ各6色

また、矯正歯科治療を受けている人のために開発されたのが「タフト22」。毛先が山型カットになっているため、ブラケットまわりやワイヤーの下など、磨くのにひと工夫必要な部位にも入り込み、自然な角度でブラッシングできるという便利アイテム。

タフト24

山型ヘッドなので矯正装置のまわりが磨きやすい

そして、通常3列あるブラシを2列にした歯の根元専用の「タフト12」は、ヨコ幅がスリムなため、ガタつきのある歯のまわりや歯と歯ぐきの間などにぴったりとフィット。磨きにくい部位もスムーズに磨けるのが特徴です。

タフト24

やわらかめ〜かためまで毛のタイプは4種類

*これらはいずれも矯正歯科医院で購入できます
(ただし、矯正歯科医院によっては取り扱っていない場合もあります)

基本のアイテムである歯ブラシに“お気に入り”が見つかれば、毎日の歯みがきタイムも楽しくなりそう、ですよね。

さて、次のページでは歯ブラシと組み合わせて使いたい、ホームケアのお助けアイテムをご紹介!

<<戻る 特集のトップへ 次へ>>
 

えくぼ☆マガジン最新号へ