2007年15号
歯周病治療で、歯の大切さを実感!

今回お話を伺ったのは、約3ヶ月の歯周病治療の後に、今年の7月から矯正歯科治療を始めたという、デザイナーの金子弘美さん(43)。歯周病の治療から矯正歯科治療をすることにした、そのきっかけは何だったのでしょう?

金子弘美さん
お話を伺った金子弘美さん

「実は歯医者さんがとても苦手で、7年くらい通っていなかったんです。それがある日、歯に激痛が走って、これはむし歯かな? と思い、会社の近くにあった福島先生のクリニックに行ってみると、先生から『歯周病ですね』といわれました。もともと仕事が不規則で、疲れたときなんかに歯ぐきから出血したり、ひどいときはウミが出ることもあったんです。新聞やニュースなどでよく見聞きしていたので、そうなのかなとは思っていたものの、歯を抜かなければならないほどの場所がいくつもあると聞かされて(※)、これは大変だと驚きましたね」

※重度の歯周病になると、治療で抜歯をする場合もあります。

歯を失う危機に直面した金子さんは、数回に分けて丁寧に歯面や歯周ポケットのクリーニングをしてもらいつつ、歯科衛生士さんの指導のもと、徹底したセルフケアをすることに。

「自分の歯の運命がかかっているので、とにかく必死でした。歯ブラシや歯磨き剤などのデンタルグッズも、自分に合った、今まで使ったことがないくらいいいものを使って(笑)。教わった磨き方に忠実に、1回30分くらいはブラッシングしていましたね。おかげで歯周病の治療が落ち着いたころに、最初にクリニックで撮った写真と見比べてみると、歯ぐきがすごくキレイになっていて、抜歯が必要といわれた歯も残せるほどに回復したんです。そのときは本当に嬉しかったですね」

そのころ、福島先生からはじめて矯正歯科治療をすすめられたという金子さん。しっかり噛めて、磨きやすい機能的な歯並びにすることで、この先、少しでも自分の歯を残していってほしいという、先生からの提案でした。

「それまで自分の歯並びについて気にしたことがなかったのと、お金の問題もあったので、最初は戸惑いました。でも、ずっと肩こりがひどく、高熱がひと月に何度も出るくらい体調が悪かったこともあって、体をきちんとメンテナンスして心機一転したい、という気持ちも同時にあったんです。それで結局、治療を受けることに決めました。そのころ、先生から『60歳、70歳になって歯が抜けてしまって差し歯などの代用品にお金を使うよりは、今、自分の歯を残すためにお金と手間を費やしたほうがいいんじゃない』っていわれたことも治療を始める大きなきっかけになりました」

咬み合わせや歯並びが整ってきたことで、肩こりなどのトラブルも少なくなったように感じるという金子さん。以前のような歯ぐきの腫れもなくなり、ますます口もとの健康の大切さを実感しているとか。

「私が通っている矯正歯科では、くちびるの力を調べてもらうことができるんですけど、くちびるの力が弱くて口が頻繁に開いたままだと、風邪を引きやすくなるそうなんです。私自身、そのタイプだったので、もし、以前のように歯の健康に関心がないままでいたら、そんなことも気づけなかったということですね。私の場合、いい先生に出会えたことが何よりだったと思います。子どものころからの、歯医者さん嫌いというトラウマもなくなりましたから(笑)。でも、逆にいえば治療に熱心な歯医者さんをちゃんと選んで通わないとダメなんだなと思いますね」

大人になってからの矯正歯科治療だったものの、今のタイミングでよかったと心から思うという金子さん。矯正歯科治療が終わっても、歯科医院への定期検診には通いたいと話してくれました。これからもご自身の歯を大切に、ますます素敵なお仕事を続けて欲しいですね。

ここまで読んで、自分の歯ぐきのことが気になってきた人も多いはず。最後のページでは、そんなあなたの歯周病度をチェック!

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