| |
|
“ボールを打ったり、投げたり、走ったり…。瞬発力を必要とするスポーツでは、無意識のうちに奥歯に何トンもの力がかかっている。”
このサイトをご覧になっているあなたなら、そんな話、すでに聞いたことがあるのでは?
そう。最大の力は、歯をぐっと噛みしめることでうまく発揮されるもの。だから、運動能力を高めるには、しっかり食いしばることが大切。
……というふうに語られてきた歯並びとスポーツの関係。
たしかに、アテネオリンピックを見ていても、体操やウエイトリフティングといった、「えいやっ!」とばかりに渾身の力を込めるスポーツでは、歯を食いしばっているように「見える」もの。テニスや柔道でも同じく。でもでも、ちょっと待って。自分がスポーツをするときに、そんなに歯を食いしばっていたっけ!?
実はこれ、長年の疑問でした。
そこで今回、「歯並びとスポーツ」をテーマにお届けするにあたって、スポーツ・パフォーマンスとあごの関係を研究する日本大学松戸歯学部の川良美佐雄先生に、そのあたりのお話をうかがってみました。 |
 |
日本大学松戸歯学部
総合歯科診療学講座教授
川良 美佐雄 先生 |
|
| 「たしかに一般に広く浸透しているイメージは、スポーツで力を発揮するときには歯を噛みしめているはずだ、というものですね。一流のアスリートたちの多くも、そう信じているでしょう。でも実は、これまでスポーツと噛みしめの関係は系統だった検討が十分とはいえず、よくわからないまま、今日に至っているのが現状なんです」 |