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Interview2 噛めることが、私の人生を明るく変えた!


お話を伺った、窪川ゆかりさん

甲府市で会社員として働く窪川ゆかりさん(48)は、学生時代に外科的矯正(※)で反対咬合を治した矯正歯科治療の体験者。咬み合わせに問題があることで、満足に食事ができない期間が長く続いただけに、食べられることへの感慨はひとしおなのだとか。しかし、歯並びを治すまでの道のりは、決して平坦ではなかったよう。

※あごの手術を交えて咬み合わせと歯並びを
治していく矯正歯科治療のこと。 詳しくは、過去の特集
「『外科的矯正』ってどんなもの?」 をご覧ください

「いわゆる受け口を治すために、小学生のころから地元の歯医者さんで治療を受けていたんです。でも、残念ながら正しい治療が行われていなかったようで、効果は一向に上がりませんでした。そのうち中学くらいから、朝、食事を摂るとお腹が痛くなるようになってしまって。後でわかったのですが、消化不良を起こしていたみたいですね。奥歯の1本しか咬み合っていなくて、食事を満足に食べられない状態だったんです」

当時の矯正歯科治療は、歯の1本1本に金具のバンドを巻きつける治療法だったため、痛みはかなり強かったよう。その治療を半ばで中止し、新宿にある矯正歯科の専門医のもとに甲府から月1回通うかたちで治療を再スタートすることになったのは、高校生のときだったといいます。

「私の場合、あごの手術を伴う治療でないと、咬み合わせがしっかり治らないことを、その専門医のもとではじめて告げられたんです。大変なことでしたが、先生が理解できるようによく説明してくださったので、思い切って治療を受けることにしました」

大学病院の口腔外科で手術を受けた後も、当時、上下の歯を固定して約1ヶ月間(※)は、食事もままならない状態で過ごしたという窪川さん。それだけに、リハビリで徐々に口が開くようになって、食べものが噛めるようになったときの喜びは本当に大きかったそう。

※現在の外科的矯正の顎間固定期間は、術後約1週間

「ものが噛めるようになったときは、とにかく感動しました。ハムなどを食べたときに残るキレイな歯型がうれしくて(笑)。たくあんを食べるときにカリッという音がするのを聞いて、母も『ちゃんと噛めるようになったんだねえ』と言っていたのが印象的です。それまでは、噛めない歯ですり潰して食べていましたから」

かつては、噛めない料理を出さないでといっては、お母様とよくケンカをしていたそう。それも咬み合わせが治ってからは一切なくなり、今ではいい思い出になっているのだといいます。

口もと、こう変わりました!〜窪川さんのケース〜

治療前
治療前
:奥歯の一対しか咬み合わず、受け口で前の歯まで開いているため、まともに食べものを噛むことができません。いつも歯肉が腫れて、歯をみがくと血が出ることもありました。

治療後
治療後
:矯正歯科治療と外科手術により、すべての歯がきちんと咬み合うようになりました。あごのラインが変わったことで、見た目の印象もすっかりアップ。歯肉が健康になり、血も出なくなりました。

矯正歯科治療を受けて今で約30年。キレイな歯並びになってからは、むし歯もできにくくなっただけでなく、正常な咬み合わせを手に入れて、以前にも増して歯のことを大事に思うようになったとか。今でも年に一度は一般歯科に定期検診に行き、歯石をとるなどメンテナンスをしてもらっているそうです。

「この歯を維持していくためにも、一般歯科をどこにするかは慎重に探しました。ポイントは、じっくり時間をかけて治療をしてくれるかどうか。治療を受けた矯正歯科医、あるいは他科でも信頼できる先生から紹介された歯科医であれば、なお安心だと思います。また、プロのケアだけでなく、歯周病を防ぐために、自宅でも週に一度は歯ぐきと歯の間を特別丁寧にみがくようにしています。そうしているうちに歯ブラシ選びが楽しくなって、毛先が細くなっているものなど、いろいろなタイプを揃えて使っているんですよ」

そして、噛めることの重要さについて、こう話してくれました。

「街を歩いていたり、テレビのタレントさんで、かつての自分と同じだなと思う人を見たりしたときに思うんです。若いうちはよくても、消化力が落ちるようになれば大変になるだろうなと。実際、自分が高校くらいのころにお腹を壊していたことを考えると、あのままだとどんな体になってしまっていただろうと思います。噛めないことを体験したからなおさらですけど、食べものが噛めると本当に食事がおいしいんです

だからこそ、短期間で口もとを治してしまうテレビなどを見ると、ちゃんと噛める歯になったのか、心配になってしまうそう。確かに、歯並びが悪いままで表面を削って無理に歯並びを整えることは、年齢を重ねてからの歯の劣化も否めないため、健康な口もとになったとはいえません。

「本当に、奥歯に力を入れられるって素晴らしいことなんです。よく歯を食いしばるっていうけど、噛めれば集中することもできるし、スポーツをするときも力が入らないと根気が出ません。私は、噛めることで健康を手に入れたと思っているので、両親にも、お世話になった新宿の矯正歯科医にも本当に感謝をしていますね」

そう明るく話す窪川さんですが、治療を受ける前は内向的な面もあったのだとか。矯正歯科治療は、見た目の点からも意味が大きいのではといいます。

「一度、うちの息子と同じ年代の男の子を同じ矯正歯科の先生に紹介したことがあるんですけど、その子は自分のあごをずっとコンプレックスに感じていたらしいんです。でも、矯正歯科治療で口もとを治して、すごく自信をつけたみたい。男の子でさえそうなのだから、女の子ならなおさらですよね。咬み合わせだけでなく、見た目も治ったことで、洋服から髪型まで、何もかもがもっと楽しめるようになると思うんです。そういう私も、かつては人前に出るのが苦手でした。多分、治療を受けたから、おしゃべりが好きになったり、前向きな性格になれたのだと思います。今では、私が内向的だったなんて誰も信じてくれないんですよ(笑)」

実は、22歳になる息子さんも、同じクリニックで外科的矯正の治療を受けているそう。かつては1ヶ月ほど必要だった外科手術のための入院期間も、今では約1週間。ずいぶん楽になったと感じるそうです。そして、よい咬み合わせと見た目の美しさも手に入れた息子さんは、今では以前よりも歯を見せて笑うことが増えたのだとか。

そんな窪川さんに8020の達成について聞いたところ「歯が1本でもなくなること自体が考えられないですね」。数字ではなく、健康な自分の歯をすべて守っていきたいと答えてくれました。

歯の健康に熱心なお二人の話から、咬み合わせや歯並びの大切さがよく伝わってきた今回のインタビュー、いかがでしたか? これを読んだあなたも、今からでも遅くありません。8020、いえそれ以上に、すこやかな口の中をめざしていきましょう!

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