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正しい歯磨きが、すこやかな口もとの基本!

子どもの正しい歯の磨き方とはどんなもの? その答えは「その子の口の環境に合った歯磨き」にあります。たとえば、前のページでも触れたように、乳歯や生えかけの永久歯がある子ども時代の口の中は、歯の高さもバラバラでとっても複雑。そんなときは、歯ブラシを縦や斜めに使って、抜けて隙間ができた歯の側面を磨いたり、口の中の部位に応じて違う歯ブラシを使ったり。要は、むし歯ができやすい「リスク部分」を把握して、そこに注意を置いて歯を磨くことが効果的なのです。

とはいえ、子どもの口の中の状態は千差万別。いくらネットや本などで歯磨き情報を収集しても、うちの子の歯のどこがリスク部位なのか、今の磨き方でOKなのかを理解するのは、至難の業。

そこで頼りにしたいのが、信頼できるかかりつけの歯科「ホームデンティスト」です。ホームデンティストをもつ最大のメリットは、一人ひとりの状態に応じたプロならではのサポートが受けられること。

たとえば、バイオフィルム()を除去して口の中をすみずみまでキレイにする「PMTC」や、唾液の質と量からむし歯のなりやすさと歯を守る力を調べる「唾液検査」、磨き残しが赤く染まる「染め出し液」を使ってのブラッシングチェック…。歯科医院で受けられるこれらのプロフェッショナルケアは、ママ&パパが子どもの口腔内に潜むリスク要因をつかみ、これからのデンタルケアに役立てられるだけでなく、目に見えて結果がわかるため、子ども本人にとっても歯磨きのモチベーションアップにつながります。口もとへの理解を深めて、家庭では気づきにくいトラブルを未然に防ぐためにも、歯科医院での検診は定期的に受けるようにしたいですね。
(注意:PMTC唾液検査染め出し液を利用したブラッシングチェックは、すべての歯科医院で受けられるものではありません)

※バイオフィルム=歯のまわりに付着したネバネバの細菌の集合体のこと。放っておくとむし歯のもとに。バイオフィルムは、普段のお手入れで簡単に落とすことができません。

ただし、どんなに熱心なデンタルケアをしても、遺伝やもともとの歯の大きさなど、やむを得ない理由で咬み合わせや歯並びに問題が出てくることも。そんなとき、選択肢に挙げられるのが、口の中に装置をつけて歯並びを整えていく「矯正歯科治療」です。

ママ&パパ必見! 歯科衛生士さんに聞いた
キッズの歯磨き、ここがポイント!

●くちびるは持ち上げて磨こう
くちびるが歯と歯ぐきにかぶさる力は意外と強いもの。歯ぐきと接する部分までしっかり磨くためにも、鏡を見ながら、くちびるを持ち上げて磨く習慣をつけましょう。

●モチベーションアップも大切
子どもはどうしても、荒く歯ブラシを動かす「ガシガシ磨き」をしてしまいがち。どうして歯磨きが大切なの? なぜ歯医者さんに行くの? それがわかれば、原動力につながります。特に、染め出し液を使っての磨き残しチェックは、目で見て実感できるので効果的。

●少しずつ教えてあげる
キッズは、一気には覚えられないもの。ひとつずつ教えて、少しずつレベルアップを。

●親のキモチが子どもに伝わる!
歯磨きを「イヤなモノ」にしないためは、まずママ&パパがお口の健康意識を高めること。親の思いはキッズにも伝わるものなのです。

お口に現れるライフスタイル!?
普段の生活、ここに注意!

歯磨き以外にも歯並びを悪くする生活習慣やクセのパターンがあるもの。正しいライフスタイルで健康な口もとを心がけましょう!

●よく噛まないで食べる
しっかり噛まずに食べものを飲み込んでいると、あごが発達せず、歯並びにも影響が。オムライスやスパゲティ、ハンバーグなど、軟らかい食べものばかりにならないよう注意して。

●口呼吸をする
いつも口を開けた状態でいると、歯をくちびるで押さえる力が弱くなったり、舌で前歯を押すようになったりするため、いわゆる出っ歯の原因に。

●前歯で下くちびるを噛む
前歯に力が加われば出っ歯になりやすく、逆に、下の歯で上くちびるを噛むと受け口になりがち。

●頬づえをつく
下あごばかりに圧力がかかるため、咬み合わせが悪くなったり、下あごを歪めることに。

●エンピツを噛む
上下の前歯にものを挟む状態が続くと、上下の前歯が前に出てしまい、いわゆる出っ歯の原因に。ツメを噛むのも同じこと。

●いつも同じ方向を下にして寝る
下になる片側の上下のあごに力がかかるため、あごの位置が歪んで咬み合わせを悪くすることに。

●間食したり、就寝前にジュース類を飲む
歯磨きを忘れがちでむし歯の要因になるから、正したい習慣。

次のページでは、子どもの矯正歯科治療について説明していきます。

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